青春18きっぷ福井旅行② 東尋坊と永平寺

青春18きっぷを使って東京から福井県にやってきました。初日のブログは下記をご参照ください。

2日目はローカルバスを使いこなして東尋坊永平寺めぐり。観光客向けのフリーパスを使うとお得に移動ができます。

もともとこの2箇所は行こうと思っていて、一応地元の人にも「他に名所ありますか?」と聞いたけど、「特にねぇ・笑」と言われてしまった。でもまあ、そんなもんだと思う。

地方創生を一応かじっている私としては、「地元の人は地元の魅力に気づきにくい」というのがある。東京人がわざわざ東京タワーに登らないのと一緒。
あるサイトに「福井に名所がないのは戦争で名所が消失したからだ」と書いてあって、もしかしたらそうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
少なくとも、東尋坊と永平寺は非常に良かった。それは事実。

東尋坊は、言わずと知れた自殺の名所。あとは、サスペンスのロケ地。数々の芸能人がここで殺したり殺されたりして来たわけだ。
正直に言うと、ぱっと見は、「あれ、このくらいの高さじゃ死に損ないそうで嫌だなあ」と思った。どうせやるなら確実に、である。
が、近寄って覗き込んでみると、「これはあかん」と。死ねるかは置いておいて、たしかに怖い。

そもそも東尋坊とは、昔いたという悪僧の名前らしい。その坊さんは、その悪行の数々のせいで他の僧侶からこの海に突き落とされた。以来ここを東尋坊と言うらしい。

地質は「輝石安山岩の柱状節理」という奇岩でできていて、東尋坊を含め世界にたった3ヶ所しかないらしく、国の天然記念物に指定されている。なかなか見ごたえがあります。

その東尋坊を後にしてバスで1間半ほど走ると永平寺に着く。

永平寺は、曹洞宗の開祖・道元が開山した曹洞宗の大本山。今も150人の修行僧が集団生活をしている。彼らに与えられた個人的スペースはたった1畳。ふとんも敷けない。なので掛け布団2枚を使って簀巻きのようにして寝ているのだそうだ。
また、この生活のスペース(僧堂)とトイレ(東司)、浴室は「三黙道場」と言って私語が禁止されている。そのほかのスペースでも、歩く音、食事を咀嚼する音、全てに神経を使っている。

こういった説明は、永平寺に入ったときに最初に通される吉祥閣でお坊さんが説明してくれます。ちなみによくある参拝と違い、永平寺の見学は100%施設内の見学です。庭から寺を眺めるのとは全然違うのです。もちろん修行僧たちも普通に生活されています。

永平寺の中でも特に素晴らしかったのが、傘松閣の絵天井。230枚の異なる花鳥風月の絵が天井一面に描かれています。美しさにため息が出ます。

観光はひとまずこれで終了。

バスであわら温泉に戻り、この日は地元の居酒屋「通りゃんせ」で夜を締める。いやあ、刺身が旨い。そして一番良かったのが「へしこのお茶漬け」です。へしこって味が強いし何で食べたらいいんだろうと思っていたけど、お茶漬け最高。地元のみなさん、構ってくれてありがとうござます!!

東尋坊と永平寺にご関心がある方は、こちらのアルバムもご参照ください。
(写真をクリックすると見れます。)

2日目は以上。

その③に続く。

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