【まとめ】青春18きっぷを使って分かったこと

「まだ旅ブログが途中なのにまとめかよ」という突っ込み、ごもっともです。

でも、結果的に全部UPしてリンク張れば、エントリー順なんて大して問題じゃないですからね(テキトーw)
各観光地の記録をまとめるのは結構時間がかかるし、であれば、今まさに旅を終えた私が感じている「青春18きっぷ、ぶっちゃけどうだった?」をまとめたほうが、世の中に対して意義があると思った次第です。

で、実際どうだったの?
青春18きっぷ。

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まず前提として、今回の旅の概要を下記にまとめました。

日時:2016年12月26日(月)~30日(金)の5日間
回った地域:静岡県(沼津)→京都府(京都市内)→兵庫県(姫路)
→岡山県(倉敷)→広島県(市内)→島根県(出雲)
→鳥取県(市内)→兵庫県(浜坂)→滋賀県(彦根)
(通過した自治体を入れると12県)
通過した駅:313駅
移動距離:1,692Km
本来かかる費用:29,140円
実際の費用:11,850円(青春18きっぷ)
※広島平和記念公園~宮島までのフェリー、広島駅から出雲までの距離・費用は含まず。

結構頑張りましたね(笑)

まず、意外だったことをふたつ挙げます。
ひとつ目は、そして非常に重要なことなのですが、『案外座れる』ということです。
もちろんこれは旅の設計の仕方にかなり左右されます。
でも、常識的な想像の範囲で、平日のラッシュ時の移動は避けるとか、どうしてもその時間に移動したいときは始発電車に乗るとか、そういうことで回避できます。
実際に、上記の行程で私が立っていたのは、京都から姫路に向かう途中の、しかも京都~大阪の数駅の間だけでした。

もうひとつは、普通列車だけでも案外遠くまで行けるということ。
たとえば最終日は兵庫県の浜坂から、彦根で途中下車して2時間半ほど観光した後、東京まで最終で戻って来れます。
途中下車したにも関わらず、移動距離、711.7km。
で、なんと調べてみたら、始発で東京を出ると、その日のうちに山口駅までつけます!
乗車時間18時間9分、移動距離1061.4km。
これはすごい。ちなみにこの移動だけで青春18きっぷの購入金額がペイできますw

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そのほか、ぜひお伝えしたい点としては、最初のエントリーで書いた通り、時刻表がなくともYahoo!の乗換案内アプリで特急券を省く設定をして時間検索すれば最も効率のいいルートがつかめます(GoogleMapにはここまで細かい条件指定機能がない)。さらに、画面をアプリ内のキャプチャで保存しておけば、いちいち検索する必要もありません(スマフォのキャプチャだと表示されている画面だけですが、アプリ内のキャプチャをつかうと画面すべてが1枚の写真に納まります)。
「どこかで青春18きっぷじゃ乗れない電車が出てくるんじゃないか」と思っていましたが、すべて問題なく乗れました。
道中、時刻表や自宅で印刷してきたと思しきダイヤを手に持つ中高年旅行者を何度か見ました。もちろん、これはこれで旅の醍醐味なのですが、荷物になるし、調べ方にコツがいるし、ビギナーで目的地を回ることが重視の旅ならアプリでいいと思います(某出版社さんに怒られそうですが…)。

それと、地方出身者には当たり前なのだと思いますが、長距離の電車には一般車両にもトイレがあります。
「そんなにタイトに移動して、トイレ休憩とか取らないの?」という方がいたら、こちらは地域によりますが、問題ありません。乗り換えの時間にささっと行くこともできますしね。

また、普通列車で回ることで、気になる観光地にこまめに足を延ばすことができました。
これは国内でも海外でもそうですが、実際に行ってみないと、わからないことって多いじゃないですか。
その土地の雰囲気とか、特産物とか、人柄とか、気候とか。

あと、どうしようもない勘違いがいろいろ解消されました。
出身者には怒られそうですが、山陰と山陽を逆に覚えていたとか、比叡山は奈良県にあると思っていたとかwww
(逆に「栃木と茨城の位置がわからないわー」って西の人も多いと思いますので許してくださいw)

結果、青春18きっぷは、おすすめです。
もちろん、長時間の移動が苦にならない人、乗り物酔いしない人に限りますが。

青春18きっぷというと、お金のない学生や、余暇を持て余している方向けというイメージを持っている方も多いと思います。
実際、そういったユーザーのほうが多いでしょう。

私はむしろ、忙しいビジネスマンにオススメしたい。

というのも、電車旅って自由なようで、実は電車という密室に拉致監禁されているわけです。
そうすると、「自分のための時間」を過ごすことができるんです。

忙しいと、そういう時間ってなかなか取れないじゃないですか。
じっくり何かを考えたり、読めずにいた本を読んだり、マインドマップみたいなものを書いて状況整理したり。
そういうことにぴったりです。

ふと目を上げると、車窓には美しい景色が流れているわけですしね。
もしかしたら、究極の「自分時間」の過ごし方かもしれません。

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