Dive to Shenzhen 〜深セン旅行② 思いの外近い深セン、往復と通信〜

まあ、案の定と言えばそうなのですが、深セン旅行から4ヶ月が経過しました。ブログが第1話で止まっています(汗)

あの頃はライターの仕事とハッカソンが立て込んでいて、移動と執筆の量が半端なく、、、と言い訳に文字数を割かないで、とっとと続きを書こう、私。
この回では、主に深センへの交通手段と通信についてまとめます。

■思いの外近い深セン。直行便、または香港経由で。
まずは行き方。中国って、お隣の国なのに、行くとなるとものすごく遠い感じがしますよね。でも、そうでもないんです。日本からも、成田や関空から深セン国際空港までの直行便がいくつか出ています。skyscannerで調べたところ、成田からなら往復¥33,744~、関空からなら、往復25,275~で行けるようです。

直行便の他に、香港経由という方法もあって、香港に行った経験のある人や、香港も観光したい人はこちらがオススメ。私はこのルートで行きました。バニラエアを使ったのですが、現在はピーチとの統合に向けて香港便を終了してしまいました。愛用していたんですけど、残念。とはいえ、他の航空会社で往復8000円~の便もあります。いつも思いますが、新幹線高い。。。

■香港経由での深センの行き方。
さて、香港経由で深センに行く方法についてです。ちなみに、同じ中国でも香港と中国本土は全く別物です。ご存知の通り、香港は1997年にイギリスから中国に返還され、香港特別行政区政府が統括しています。中国本土はGoogleもFacebookも通常は繋がりませんし、クレジットカードも使えませんが、香港は普通に使えます。通過も違います。このため、香港から深センに行く際も「国境」を越える必要があります。
島国日本にいると「国境を越える」なんて言ったら一大事ですが、そうでもありません。香港~深センの場合、早ければ1時間程度で移動できて、日帰り観光も可能です。ルートはいろいろありますが、交通手段で分けると、「MTR(メトロ)」「高速鉄道」「フェリー」「バスやタクシー」があります。下記のサイトが良くまとめていました。

香港から深センへの行き方まとめ【越境ルートマップ】

私は、往路でフェリー、復路でMTRを使ったので、それについてまとめます。

■往路:フェリーで香港国際空港から一気に深センへ
MRTや高速鉄道の場合、わざわざ香港中心地に移動しなければいけないのですが、それをせずに済むのがフェリー。空港からダイレクトに移動できます。

やり方は簡単。飛行機で香港についたら、同じ建物内にあるフェリー乗り場に移動します。空港内のいたるところに船のマークがありますので、案内板に従って行けばOK。フェリー用のチケットを購入するのですが、このときに「蛇口口岸」を選びましょう。もう一つは、もっと遠くに行ってしまいます。余談ですが、マカオにもここからフェリーで行くことが出来ます。フェリーに乗船する際には、特に出国審査等は不要です。深センについたら、フェリー乗り場にイミグレがあります。案内に従って通過すれば、そこはもう深セン。

■復路:歩いてイミグレを渡り、香港入国後MTRとバスで空港に移動
同じ道は通りたくない私(笑)帰りは、最もメジャーな移動手段である罗湖口岸のイミグレを抜けて、香港に戻りました。

罗湖(羅湖)は香港からの玄関口的な街で、大きな駅があり、ホテルや飲食店も多い場所です。帰りは罗湖駅の中を香港方面に歩いていくと、そのままイミグレに到着します。うろ覚えですが、階段を上がったり下がったり、随分歩いた印象。でも、イミグレさえ抜けてしまえば、もう香港側の羅湖駅。あとはMTRで移動します。早いのはMTRとバスを組み合わせるパターンで、羅湖からすぐの「上水」という駅から空港直通バスが出ています。多分、22時くらいまではバスがあったはずです。バスが不安な方はMTRで一度香港中心部に行って乗り換えるといいでしょう。

フェリーはやっぱり、ダイレクトなのが楽です。その分割高なのと、便数が決まっていますが。
罗湖のイミグレを渡るのは、安いですが、個人的には結構歩いたのと、チェックが多くて精神的に疲れた感がありました。
タクシーを選ばなかった理由は、やっぱりタクシーってちょっと怖いと思った点。高速鉄道は、混雑して席が取れないことがあると聞いたので、選択肢から外しました。

ちなみ深センと香港は通過が違いますので、国境を越えるときは中国元も香港ドルも持っていると安心です。イミグレ周辺に両替所はありますが、閉まっているといけないので、私は事前に両方とも通貨を用意しておきました。

■「金盾」と中国旅行中のインターネット利用
中国ではインターネットが使えない、という話を聞いたことがある方も多いと思います。正確にはネットは使えますが、強固なネット検閲システム「金盾(グレートファイアウォール)」があって、中国政府が許可していない情報は検索できないようになっています。下記の写真は、私が泊まったシャングリラホテルの案内です。しっかりしたホテルの中にはこのようにVPNを使って海外の情報にアクセスできる環境を整えてくれているところもありますが、それでも不安定とのこと。接続できないサイトを見ると、、、生活できないですよね(笑)

■SIMフリー携帯なら現地SIMの事前購入がオススメ
私はiPhoneXSユーザーなのですが、購入から特定の日数がすぎるとSIMロックを無料で解除することができます(お店に行くと有料)。そこで、SIMフリーにして、事前にAmazonでChina UnicomのSIMカードを購入。4G・8日間のものが1000円程度で購入できます。元々グローバルWi-Fiユーザーでしたが、SIMロックを解除できた時点で、もう使うことはなさそうです。

現地SIMを用意したおかげで、現地からFacebookもGoogle検索もLINEも日本と同様に使えました。ただ、これは盲点だったのですが、「一般人はGoogleが使えない」ということは「Google Mapの情報が古いまま、ということです。全く使えません。地図については、事前に現地の地図アプリを入れておきましょう。私は「高德地图」を使いました。

■事前の情報戦が物をいう深セン滞在
こんな感じで、入国と通信手段だけでもひとブログ書けてしまう深セン(というか中国全土)。ここで観光を楽しむには、事前の準備が全てだと感じました。言葉やおカネで解決できないことが色々あるからです。

私は幸い、身の回りに仕事で深センに行く人達が何人もいたので、事前に色んなことを教えてもらいました。中でもこの本は本当に助かりました。

深圳の歩き方2019  中国初めての人が公共交通機関で歩き回るための深圳ガイド

深センは、というか中国は、本当に移り変わりが早い国です。にも関わらず、情報が少ないです。イミグレひとつとっても、出発前に何種類もブログやまとめサイトを読み漁り、知識を得ました。このブログも、あっという間に情報が古くなる部分もあるでしょう。必ず最新情報をリサーチしてから行ってくださいね。

それでは、第2回はこのへんで。次回はいよいよ、深センの街中に入り込んでいきます。

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