オーストラリア旅行 〜ゴールドコースト編〜

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この旅の終着地点、ゴールドコースト。オーストラリア最大の観光保養地にして、その海岸線は、なんと南北に全長57kmにもなる。
シドニーあたりまでは日本のお取引先がまだ稼働中だったので仕事しながらの移動でしたが、ここで過ごした2日間は日本でも年末休暇が始まったあたりだったので完全オフでした。最後は海辺でのんびりして日本に戻りたかったわけです。

■空港から市内へ
ゴールドコーストと聞いて思い浮かべる、いわゆるあの真っ直ぐなビーチへは、エアポートバスでの移動が便利です。空港に赤いバスが目印のカウンターが有り、往復でチケットを買うといいでしょう。係の人に泊まっているホテルを言うと、運転手さんに情報が伝わりホテルの前まで送ってくれます。また、帰りの飛行機の時間を伝えると、迎えのバスの時間もその場で教えてくれて、同じくホテルの前まで迎えに来てくれます(自分のホテルの場合は歩いて3分ほどのバス停でした)。いろんなホテルに人を降ろしながら回るので時間はまちまちですが、空港から40分〜1時間ほどでホテルに着きます。

■延々と続く白い砂浜・青い海!!
なにしろゴールドコーストってケアンズと同じクイーンズランド州でして、行ったら雨だったらどうしよう、とか思っていたのですが、「これぞゴールドコーストだ!」という感じの白い砂浜・青い海がどこまでも続くビーチ。場所が広いので、南北に長いビーチで観光客も分散していて適度な込み加減でした。

ビーチにはそれぞれ名前がついていて、有名なのが「サーファーズ・パラダイス・ビーチ」で、私はここを中心に過ごしました。サーファーの聖地というだけあって、波はどこも高めでした。水泳経験のある私でも、気を抜くと身体を持っていかれそうになるくらい。
でも、そんな観光客の安全を守るのがライフセイバー。ゴールドコーストでは世界最大のライフセービングサービスが提供されていて、常にライフセイバーさんたちが私たちを見守っています。

ゴールドコーストの美しい海

■曜日があったらビーチフロント・マーケットで散策を!
「暗くなってきたけどホテルに帰るのはもったいない…」という気分になったらビーチフロント・マーケットがオススメ。サーファーズ・パラダイス・ビーチの沿道に、水・金・日だけ現れる屋台の集まりで、お土産、ちょっとしたアクセサリー、軽食などいろいろ揃います。心地よい潮風と波の音を感じながらの散策は気持ちの良いものです。

■ゆたかでゆとりある繁華街
このビーチは美しいだけじゃなく、ゴールドコーストイチの繁華街があるのが非常に良い点。ビーチから上がれば、飲食店、ショッピングモール、お土産屋さんなど多数。77階の展望台からゴールドコーストを一望できるSkyPoint Observation Deckもこのエリアにあります。

オーストラリア最大の保養地なだけあって、街中活気があって、ゆとりと豊かさに満ちていて、あちこちで路上ライブや大道芸が披露されている。ビールを飲みながら夜風に当たって食事をするなんて最高の贅沢ですよね!ということで、ここではSurfers Paradise Surf Life Saving ClubCharlie’s Cafe & Barという2件のレストランに行きました。どちらもステキですが、Charlie’s Cafe & Barで念願のラム料理を堪能し、ご満悦。一人だと食事の分量問題がついて回るわけですが、こんな時じゃないと味わえないものもたくさんあるので、余り気にせず頼んでみましょう。意外と食べれるものですよ(笑)

Surfers Paradise Surf Life Saving Club

Charlie’s Cafe & Bar

■ゴールドコーストの移動について
旅先ではローカルの乗り物を楽しむのが大好きなのですが、ゴールドコーストに来たらぜひ「GO Card」のご購入をおすすめします。

私は大のトラム好きなのですが、ゴールドコーストにもトラムがあります。この「Go Card」があれば、ゴールドコーストのトラムとバスが自由に乗れます。カードがトラムの乗り場などで気軽に購入できます。もし滞在がビーチ周辺だけであれば、トラムを使って南北に移動するので充分だと思います。

■オーストラリアのお酒事情
そういえば、繰り返しオーストラリアのビールを絶賛してきましたが、実はオーストラリアでお酒を飲むときにはちょっとした注意が必要です。飲食店であればフツーに注文できます。価格は、私の感覚だと日本でクラフトビールを飲むのと同じくらいの感覚。ところが、もし「ホテルで飲むように買おう」となると事情が変わります。それは、コンビニに行ってもスーパーに行ってもお酒がないということ!オーストラリアでは、Bottle shopなる専門店でないとお酒を扱っていません。これは、お酒を取り扱う資格が無いと販売できないためで、ちいさなレストランによっては「うちはお酒は出せないけど持ち込みはいいよ」ということを表す「BYO(Bring Your Own)」のサインがあります。

ちなみに、オーストラリアはワインも有名ですが、もしゴールドコーストでワインをお土産に購入したいときは、ブロードビーチにあるVintage Cellars Broadbeachさんがオススメです。片言の英語、しかもワインの知識のない私に、美味しいワインを選んでくれました(笑)

■旅の終わりに
こうしてゴールドコーストで魂のお洗濯をしまして、9日の旅を終えて日本に戻ってきました。

ちゃんと数えていないので若干誤差があるかもですが、恐らく19ヶ国目(台湾を香港をそれぞれ別カウントしています)の旅でした。当初は「初の南半球!」と大喜びしていたのですが、冷静に考えたらバリ島は南半球なので、2度目の南半球。

オーストラリアの事前情報として聞いていたのが、とにかく「豊か」ということです。職業によっては日本人の5倍位給料が良い職種もあり、「日本人はそんなに給料が安くて大丈夫?」と心配されることもあるとか。
で、行ってみて思ったのですが、「経済的豊かさ」は「心や行動に現れる」と痛感しました。街や人の、見た目の豊かさはもちろんあるわけですが、そこって一定の収入を得ると差がわかりにくくなる。そうなった時に出てくるのは「心や行動や雰囲気」の変化だと思います。
街を歩いてみて、通り過ぎる人のちょっとした表情、ショップの店員さんとの会話、ホテルマンの様子、タクシーの運転手、バスやBottle shopで話しかけてくれた現地の人。観光客慣れしているというのはもちろんだけど、そうではない「豊かさとゆとり」を感じました。
それは、気候のせいかもしれない。オーストラリアの豊かな自然のせいかもしれない。でも、やっぱり経済の強さはあると思う。

ちょっとした旅でも、海外に行くと知らないことを知ることができる。
また、日本について、いつもとちょっと異なる目で考えることができる。
だから海外には、積極的に色んな人に行ってほしいと思っている。

高い、とか、贅沢、というイメージがある人は、ちょっともったいない。
今回のオーストラリアはさすがにそこそこの金額だったけど、LCC+Booking.comなどのサービスで、東南アジアとかなら3万円ちょいで航空券と宿泊場所が手配できるときもある。Airbnbを使えばもっと安くなるでしょう。

あ、2019年最初の海外は、念願の深センになりました。
流石にいろいろ不安がありますが、2月の中頃に行ってきます。
またレポートしますね。

人は、普段と異なる環境に身をおいて、初めて気づくものがたくさんある。
私はそういうものにどんどん出会っていきたいから、これからも旅に出る。

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