大事なことは、ベッドの中で決まる。そして私は旅に出る。

2016/12/27 旅

2016年、年末も視野に入ってきた11月下旬。
ある休日の朝、いつも通りベッドの中でうだうだしながら、
ふと「年末年始、どうしよう」と思った。

※無駄なサービスショット。

例年通り、弊社は23日から休暇に入る。
でも、バタバタしていて何も予定を決めていなかった。
旅行に行くのなら、そろそろ手配をしておいた方が無難だ。
いくつかアイディアが浮かんでは消え、ふと、曜日の配置からいって、
最終週の平日5日間は観光地が空いているだろうな、と思った。
5日間、5日間…。

そこで唐突に、「青春18きっぷ」だ！と思った。
5日間JRが乗り放題になるきっぷ。

とはいえ、今まで使ったこともない。
使い方が難しいという話も聞く。

そこから、ものすごい勢いで頭が回転し、指がiPhoneをたたきまくり、
約1時間で青春18きっぷの使い方を理解し、5日間のルートを決めて、宿の目星もつけた。
こういうときの私の処理能力は早い。集中力もすごい。

実はこの間、ベッドから一回も出ていない。
物事はベッドの中で動く。

ちなみに今の会社の内定の連絡を受けたのもベッドの中だったし、
電話切った後そのままベッドの中でアプリを見て引っ越し先を選び、
夜には内覧・契約していた。

大事なことは、ベッドで決まる。

こうして、唐突に私の2016年最後の旅が決まった。

旅行先を決めるにあたり、といっても、「決める」なんてフローはなくて、
こういうときは瞬時に直感的にひらめくし、しかもその直感は、
裏取りすると大体実現可能なギリギリのラインに収まっていることが多く、
その辺は自分でも「才能」としか言いようがないんだけど、あえて言語化すると、

「今まで行きたくっても行けていなかった場所を数珠つなぎにして回ろう。」
「そいや、中国地方って山口以外未踏の地だった。」
「中国地方なら、AとBとCとDと…これ、5日で回れるんじゃね？」
→裏取りしたらギリギリいける

と、いうことを、かなり短い時間で処理している。
具体的な観光地は今後のお楽しみにするとして、青春18きっぷについて簡単に解説すると、

・5回分（5日間）JRの普通列車が乗り放題になる（快速など追加料金が発生しないもの含む）
・使用している日は何度も途中下車可能
・5回分セットで11850円（3日分のみ購入とかは不可）
・発売期間中、みどりの窓口などで購入できる。
・複数人でシェアすることも可能。たとえば2人で2日旅行するなど。
・発売時期と使用時期が決まっている（ここ、要注意）
・途中で新幹線を使ってまた普通列車に戻るなどのワープ可能
・もちろんですが、18歳じゃなくても使えます。

と、この辺を押さえた上でJRの詳細サイトなどを見ると、大体わかると思います。

で、昔はよく「青春18きっぷは使いこなすのが難しい！」なんて
話がありましたが、個人的に「今は全くそんなことはない」と
思いました。
というのも、おそらく時刻表と地図を開いて、どのルートが最短で、
乗り換え時間が何分で、なんてことをするのが旅慣れない人には
大変だったのだと思います。
（それが醍醐味でもあるのですが）

ただ、現代には便利なアプリケーションがあるわけです。
私は移動の際にはGoogleマップとYahoo!乗り換え案内を
組み合わせて調べ物をするのですが、Yahoo!乗り換え案内に
「新幹線・特急電車を除く」という設定があるので、
それで検索をかければずらーっと普通列車だけの検索結果が出ます。
これを味気ないと思う人もいるでしょうが、何をよかれと
とらえるかは個人の考え方とそのときの状況によりますので、
私は今回、これでひたすらルートを決めました。（ベッドの中で。）

しかもYahoo!には、便利なことにスクリーンショットがあるのです。
キャプチャではなく全画面スクリーンショット機能です。
これで、異常に長い路線図もひとつの写真にして、自分だけの
オリジナルの路線図を作ることができます。
あとは、目的の観光地に何分滞在するかを決めて、途中下車の時間と
再度移動を開始する時間を概算し、また検索。これの繰り返しです。
キャプチャした路線図は通常の写真と同様にライブラリに
保存されます。ほかの写真と混ざると探しにくいので、
お気に入り登録か、旅行用のフォルダを作って路線図写真を
ぶっこんでおきましょう。
私のお気に入りフォルダには、右のような路線図が10個くらい
入っています。

ちなみに、どこかで落とし穴があるのではないかと思っていましたが、
今のところ無事に初日の行程はクリアしました。

宿泊場所の予約も本当に便利になりました。
今年の夏あたりから、もっぱら国内外問わずに「hotels.com」を
使っています。
使いやすいし、格安の部屋がかなり出ているし、おすすめです。

そんなわけで、私の旅行の準備は整いました。
次のエントリーからは、日々の旅の様子をエントリーしていきます。