“一関ピース”を広めよう!

物事を広める時って、「象徴」があると非常にやりやすいと思う。

たとえば「ゆるキャラ」。
私はクマもんが大好きだけど、彼は熊本県の象徴なわけです。
彼を見た時、一般的な日本人は「熊本県」を想像するわけです。

もちろん、そのためには「象徴」の知名度を上げなければいけません。
くまモンに人気がなかったら、誰も彼を見ても「熊本県」とは結びつきません。サン○オの新しいキャラクターかと思ってしまうかもしれません。

また、クマもんだけが人気になっていてもダメですね。

くまモンを見て、「きゃーかわいい!、熊本県のPR大使だ!!」というところまで行っても(実際ここまで行くのも大変なわけですが)、「じゃあ熊本県ってどこにあるの?どこがいいの?何が名産なの?」という肝心のPRが出来ていなければ、キャラクターグッズが売れておしまいです。

 

じゃあ、自治体PRをするなら必ずゆるキャラを作るべきかと言うと、私はそうは思いません。
ゆるキャラって、何体あるか知っていますか?
「ゆるキャラグランプリ」の公式サイトによると、2013年にグランプリにエントリーしたゆるキャラの数は、下記になります。

■エントリー数(2013年度)
ご当地キャラ枠:1245体
企業枠    :335体
合計     :1,580体

なんと、エントリー数だけで1580体もいるのです。
ちなみに「ゆるキャラグランプリ」には数少ないけどいくつかのエントリー基準があり、その一つが「着ぐるみがないとNG」。
おそらく、着ぐるみはないけどれっきとしたキャラクターとして存在しているものもあるだろうから、総数はもっともっと多いでしょう。
もはや戦国武将もびっくりの群雄割拠ぶりです。

この中で生き残るには、何気にお金と根気がいります。
打ち上げ花火的にキャラを作っても、夏のお祭りシーズンに2~3回駆り出されて、その後は倉庫の隅で埃をかぶっている、、、なんてことはざらあにあります。
当たり前のことですが、ゆるキャラをキャラとして独り立ちさせるには、相当の戦略と努力と忍耐がいるのです。

では、もっと手っ取り早く市町村の象徴となりえるものを作れないでしょうか?

もちろん、様々な方法があると思います。
商品を作る、歌を作る、記念碑を建てる。

でも、低コストで、誰でもできて、どこでもできる象徴として、私が今一番期待しているものがあります。
一関市で言うなら、それは「一関ピース」です。

……一関ピース?
なにそれ??

と思う人がほとんどだと思います。
当たり前です。それは、私が発明したものだからです。

このブログの読者の中には「三陸ピース」というものを聞いたことがある方がいるかもしれません。
3本の指でするピースです。
この「三」というのは「三陸」の「三」であり、指のデコボコはリアス式海岸を表していると言っていたように思います。
2014年5月に何度目かの気仙沼の地に訪れた際に、復興支援で活動するある方に教えていただきました。

その時、ふとひらめいたのです。

同じく漢数字から始まる一関でも、是非やるべきだ、と。
そしてそれを全国に広めよう、と。

その名も「一関ピース」。

一関ピース

 

 

 

 

 

 

 

 

写真は一関の観光名所「厳美渓」で、2014年5月末に撮影したもの。

ある意味最も手間のかからないPR施策です。
しかも、非常にわかりやすくてキャッチ―です。

例えば市ぐるみで、このポーズを広める活動をしたとします。
一関以外の人に会いに行ったとき、人が来たとき、ひたすらピースをします。
一関の新たな象徴です。しかも、どこでもできて、誰でもできます。

初めて見た人は、「それはなに?」と聞くでしょう。
そこで、一関という土地があることを話します。
ただ町の名前を聞いた時より印象に残るでしょう。

一関ピース。
広めたい、これ。

さ、やってみてください!

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