好きな人がたくさん住んでいる。 ~一関はっぷん塾~

怒涛の勢いで暮れを駆け抜けていた。
ステキな出会いや、感情が揺さぶられることがたくさんあった。
なのにそのことを書き留めていられていないのが悲しい。
それくらい密度の濃い日々を送っています。

12月21日、朝3時。
クルマに乗って家を出る。6時間で、一関へ。
ETCを装備していると、新幹線の半額くらいの金額でたどり着きます。

一関はっぷん塾にゲストスピーカーとして参加するために。

はっぷん塾について少し引用すると

~あなたの仕事が、一関の顔になる~
地元価値創造モデルスクール「一関×はっぷん塾」がはじまります。

「一関のいいとこって何だろう?」
「どうしたら、もっと一関が良い地域になるだろう」
「地元の魅力を、ちゃんと答えられない…」

こんな想いを持っている方、実は多いのではないでしょうか。

一関はいいモノ、コト、場所がたくさんあります。一関の魅力や価値をしっかり表現して、堂々と「一関の〇〇が良い!」と、世の中に胸を張って言える地域にしていきたい
昔からずっとある、一関に対する悶々とした想い。その地元を想う気持ちを今、一緒に形にしてみませんか?

将来にわたる一関の財産をつくる学び舎が、この秋、はじまります。
一関ではなかなか無い機会です。皆様のご参加、お待ちしております!

とのこと。
3回に分けて、インプット編、コンセプト編、アウトプット編、という内容で構成され、参加者は基本3回通して参加。
講師は博報堂 テーマビジネス開発局局長代理の岡田正己さん(今回はご不在)、同じく博報堂のブランドデザイン・ディレクターの竹内慶さん、マガハの「コロカル」編集長・及川卓也さん。
ゲストスピーカーは毎回交代で、今回はいちのせき市民活動センター長の小野寺浩樹さん、全日本郷土芸能協会事務局次長で東京鹿踊代表の小岩秀太郎さん、秀衛塗の作家でグッドデザイン賞も受賞した翁知屋店主の佐々木優弥さん、そして私。

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だ、大丈夫か、私!? というような豪華なみなさまです。
こうなったら仕方ありません、私は私の感性を信じて、あとは堂々と伝えるだけです。

行きのクルマの中で、改めて縁も所縁もなかった私が一関に惹かれる理由、もっと惹かれるにはどうしたらいいかを、ぼやぼやと、でも繰り返し考えてみました。

私が一関にひかれる理由、それは「好きな人がたくさん住んでいる。」ということにつきます。
発表の中で小野寺さんもおっしゃっていましたが、一関にずば抜けた何かがあるかと言ったら、そうじゃない。
そもそも、”他の地域を押さえてずば抜けた何かがある地域”なんてそうありません。
でも、ここに住む人と「絆」が結べたら、そこに行く。
親子とかだってそうでしょ。人としてものすごく優れているかと言ったらそうじゃないけど、でも尊敬する。これは「親子」という絆があるからだと思うんです。

そういう意味では、一関市と格之進さんが一緒に行っている「うまいもんまるごと いちのせきの日」は、本当にすごい取り組みだと思うんです。

「うまいもんまるごと いちのせきの日」は、2か月に1回、一関から生産者と役所の方が10人くらい東京にいらっしゃって、その方たちが丹精込めて育てた生産物を使ったフルコースを、東京の消費者と一緒に食べるって会です。六本木の格之進さんで開催されています。私が一関と知り合ったのも、偶然この会に参加したからでした。
ただ食べるだけでもステキですが、合間あいまで生産者の方のご挨拶があったり、一関市の旧市町村の文化の紹介があったりします(イベント自体、旧市町村単位で行われています)。たとえば「東山地区」の会であれば、生産者だけでなく猊鼻渓の船頭さんも一緒にいらっしゃって、「げいび追分」を歌ってくれる。こんな感じです。

それだけ狙ったのかわかりませんが、やっはり「食」を共にするってすっごく大事です。
それは家族や仲間の象徴です。
そこに楽しい話や、新しい文化についてのレクチャーが入ったら、自然と人は興味を持つと思います。
どこまで狙ったのか定かではないですが、この取り組みはすっごく本質的なところをシンプルについた、効果的な取り組みだと思っています。
(何しろ自分がそれによって一関ファンになったわけなので・笑)

では、自分は今後一関に対して何ができるんだろう?と思ったときに、やっぱり「食」は大事だと思います。
何しろ私が食を切り口に一関と知り合った関係で、私の知り合いは生産者ばかりなわけです。そしてこの方たちにゾッコンなわけです。
そうなると、私が彼らとつながるのは「食」を通してが一番であり、まさに今もうひとつ私が深くかかわっている「東北食べる通信」モデルなのではないかな、と。

・・・ああ、やっぱり「いちのせき食べる通信」を作ることが、「第二・第三のわたし」つまり外部から一関を応援する人間を生み出すきっかけになるんではないかな、と、再確認できました。

実際にはっぷん塾の中でもこういったことについてお話させていただきました。
何かのヒントになれば幸いです。

happunn

とはいえ私も、一関のうわべしか知らないというところもまだまだあります。
そこで、はっぷん塾のあと、数日間一関に滞在することにしました。行ける限り色々なところに回って、いろんな人に会います。
あと、地元のスーパーで物を買って、自分で食べる、実際に「暮らす」に近い作業をやってみようと思います。

数日間の滞在でお世話になる方もたくさんいます。
どうぞよろしくお願いします!

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