マデイラワイン・プロジェクト③ それはね、太陽のワイン。
気が付いたら、もう半月経っている。
バタバタしていて、すっかりブログも更新できなかった。
2017年9月9日現在、73%達成。残り16日。正直、少し焦っている。
焦ったら、動けばいい。走ればいい。
でも、それができないほど身辺もあわただしく、
砂の上でもがくような気分というのが、正直なところ。
でも、わたしは、信じている。
さて、今日は「マデイラワインってそもそも何なの?」というところを
お話しできればと思う。
これまでは、私とマデイラワインのエピソードを中心にお話してきたので。
第1回目で書いた通り、はじめてマデイラワインを飲んだ時の私のインプットは、
下記の程度だった。
・大航海時代に生まれた奇跡のワイン
・甘く豊潤で、葡萄そのものを凝縮したような風味
・300年前のワインでも変わらずに飲める
・そのマデイラワインを世界一そろえたバーが大塚のレアンドロ
私はこの程度のインプットで、あとは「この人を応援したい!」という気持ちだけで動けてしまうけど、このブログを読んでいる多くの人、そしてクラウドファンディングを応援してくれている人は、鈴木さんを知らないわけで…。
なので、結局他力本願ですがマデイラワインを詳しく紹介してくれた、本プロジェクトのIT担当さんのブログを紹介しようと思う。
これは、このプロジェクトを開始して面白いなと思ったことのひとつなのですが、同じものを見たときに「なにに興味を持つか」って、本当に人によって違うんだな、と。たとえば、私は歴史とかロマンとか、大航海時代のイメージなんですよ。ところがうちのIT担当さんは、より細かいワインそのものの特色や他のワインとの差別化情報なんですよね。
人によってツボが違うのは当たり前のことではあるのですが、妙に「ほほう」と思った次第です。
そんな、いろんな視点の違いがあり、話し合うことで「あ、そんな見方もあるんだな。」と、自分の中の思考もどんどん深くなっていくのですが、その中で、特に私が「ああ…!」と思ったことがあります。
それは、マデイラワインを一言で表すと何なのか、ということです。
クラウドファンディングを始める際に、どんな切り口にするか、タイトルはどうするか、サムネイルは何がいいか、すっごく議論しました。
私は一応、PR会社の出身です(偶然ですが、うちのIT担当さんもです)。
しかも、私は一応ものかきなわけです。
でも、全然いいコピーが出てこなかった。
「そもそもマデイラワインって何なんだろう。」
これを、限られた時間の中で、夜な夜な考えていた。
そしていよいよ時間が限られてきて、切羽詰まった時に、IT担当さんが言ったのです。
マデイラワインは”太陽のワイン”だね。
ちょうどその頃、彼は鈴木さんをインタビューして先ほどのブログを書いていたそうです。
その中で、そう感じたそうです。
下記、IT担当さんのブログより引用。
加熱処理は大きなステンレスタンクで行う「エストゥファ」と太陽の熱を取り入れた熟成庫で長年かけて熟成させる「カンテイロ」があります。クオリティーの高いマデイラワインはカンテイロで造られます。
カンテイロは簡単に言えばあえて太陽光をとりいれられる様に造られた熟成庫です。このカンテイロの中で40度という柔らかな温度で樽の中で長期熟成されます。太陽熱による長期の酸化熟成は大航海時代の船旅にも耐えるワインを作り出しました。1776年のアメリカ合衆国「独立の記念」の時に祝ったお酒はマデイラワインだそうです。まあ、当時は船ですから。織田信長が好んだ赤ワイン「珍酡酒」もマデイラワインが有力な説なのだそうです(シェリーやポートワイン説もあり)。
カタパルト式!スープレックス!!
「ギネスブックに載ってる大塚のワインバー『レアンドロ』にマデイラワインについて聞いてきた!」より。
これは、むしろ大航海時代の海のイメージしか持っていなかった私にとって衝撃でした。
その時から、私の中でこのワインは「太陽のワイン」になったわけです。
ちなみに、後日クラウドファンディングのキックオフパーティを開いた際に、私はオレンジのワンピースを着ていったのですが、それは太陽をイメージしてのことでした。これを、「今日の格好は昭和だね。」と言われた時は殴りそうになりました。
そんなわけで、クラウドファンディングのために必要なキーメッセージは揃っていき、いよいよ私たちはクラウドファンディング「マクアケ」の運営をするサイバーエージェントさんに乗り込んでいくわけです。
⇒第4回に続く
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